海外大学院進学

海外大学院を諦めて後悔する前に知ってほしい事

海外大学院に進学したいと思っていても、お金や英語、大学時代の成績や今の職歴などが障害となり、「自分じゃダメだ・・・」と諦めていませんか?

実は、海外大学院に進学している人みんながスーパーマンではないんです。

その証拠が私です笑

受験を決意した時のスペックは下記です。

  • TOEIC450点(IELTSやTOEFLは未受験)
  • 貯金100万円ほど
  • 大学時代のGPAは2.8
  • MARCH卒
  • 新卒入社は日系大企業

職歴に関しては一部上場企業だったので名前は知られている一方、大企業であるがゆえに個人の実績は特になく、履歴書に書いて誇れるようなものはありませんでした。

でも、一度しかない人生で海外大学院に進学したい思いを抑えきれずに頑張った結果、無事進学できたのです。

本記事では、海外大学院進学を諦めたくない方々に、後悔する前に知ってほしいことを書いていきたいと思います。

本記事でわかること
  • 大学院進学に関わるお金
  • 必要な英語スコアの獲得戦略
  • 大学時代のGPAへの不安
  • 学歴に関する心配
  • 職歴に関する心配

結論、一度しかない人生で後悔しない選択をするために、最後まで挑戦することを私は強くおススメしたいです。

勿論、海外大学院進学が人生の全てではないです。

でも、心に引っかかったまま年を取って「あの時留学すればよかった」と思うくらいなら、ぜひ挑戦してみてほしいです。

海外大学院進学を諦めてしまう要因6つ

お金の心配(コストパフォーマンス含む)

多くの人が海外大学院進学を諦めてしまう要素の1つがお金に関する心配です。

お金の心配は誰もが抱える問題で、非常に難しいですよね。

高い学費に現地での生活費を合わせると、年間500万円から高い学校では1000万円程度かかります。

そもそもそんなお金を準備できずに諦めてしまったり、将来その投資に見合った仕事を見つけられるかの心配する人が多いです。

しかも、多くの学校で学費が年々上がっている傾向にあります。

参考に、英国で有名な大学院であるLondon School of Economicsの学費は£25,000~£40,000となっています。

London School of Economicsの学費一覧ページはこちら

日本円にすると、412万~660万円です。(1ポンド=165円で計算)

これに生活費が加わるとなると結構厳しい金額ですよね。

英語スコアへの心配

2つ目の心配は、英語スコアに関するものです。

現時点の英語レベルと大学院から指定されている要求水準のギャップが大きければ大きいほど悩んでしまいますよね。

英語スコアを伸ばしきれず時間だけが経ってしまい、結局国内の大学院に切り替えた人もいました。

出願時の年齢に関する心配

3つ目の心配は、出願時の年齢に関するものです。

もし大学院進学を決意したタイミングが30代だった場合、そもそも合格できるのかという心配や卒業後の仕事が心配になる人が多いです。

実際、大学院合格者の平均年齢を見ると20代が多いですしね。

私自身も30代での海外大学院進学だったので、年齢についても非常に心配していました。

大学時代の成績に関する心配

4つ目の心配が、大学時代の成績(GPA)に関するものです。

大学時代に人生の夏休みを謳歌してきた人にとっては、悔やんでも悔やみきれないのがGPAです。

私の場合はGPAが2.8でしたが、出願したい大学院によっては3.5以上を求めてきたりもします。

先ほど例に挙げた、London School of EconomicsのEntry Requirementでは最低GPAが3.5だと明確に述べています。

社会人になってから大学時代のGPAは変えようがないので、悩みの種になります・・・。

学歴に関する心配

5つ目は、学歴に関する心配です。

出願する全員が東大や京大卒業であれば心配する必要はないのでしょうが、全員がそうではないと思います。

私もMARCH卒業でした。

周囲の出願希望者が東大や京大、早慶出身者だと、自分なんかが合格できるのだろうかと不安になります。

また、審査する大学院側からどのように学歴が評価されるのかも気になりますよね。

職歴に関する心配

6つ目は、職歴に関する心配です。

世界中の誰もが名前を知っているグローバルカンパニーで働いているのであれば、履歴書だけで自分をアピールできるかもしれません。

しかし、全員がそういうわけではないと思います。

私の場合も、日本ではそこそこ知られている企業ですがグローバルでは知らない人の方が多い会社でした。

そんな中で、若いうちから社内調整に忙殺される業務に取り組んでいたので、これといった実績もなかったんですよね。

職歴についても心配する人が多い項目です。

悩むくらいなら行動しよう

ここからは、それぞれの悩みについて「そんな心配しなくて大丈夫だ!」ということを解説していきたいと思います。

海外大学院進学を諦める前に、ぜひ本記事を読んでいただき悩むよりも行動することで前に踏み出していただきたいなと思っています。

お金は何とかなる!また、卒業後は高収入の職業への扉が開く

最初のお金に関する心配を解消するために、①資金調達の方法及び②卒業後の回収可能性の2つの視点から解説していきます。

資金調達方法①大学のScholarshipを活用

多くの大学院では、Scholarshipが用意されています。

学費の一部を免除してもらえたり、場合によっては半額以下になるケースもあるようです。

私も、幸いなことに学費を半分近く免除してもらって入学することができました。

このScholarshipがないと、進学が出来なかったくらい有難かったです。

各大学院が用意していると思うので、出願する前にぜひ確認してみてください。

資金調達方法②銀行の教育ローン活用

日本の銀行でも、海外大学院進学する人向けのローンが準備されています。

例えば、日本政策金融公庫の教育ローンは真っ先に検討すべき資金調達方法です。

  • 借入上限450万円
  • 固定金利1.8%

金利が発生してしまうため、費用がかかってしまうのが難点ですが上限450万円まで借りられるのは非常に有難いですよね。

他の民間銀行でも教育ローンの取り扱いがありますよ。

卒業後の回収可能性①高収入な職種へ転職可能性が広がる

海外大学院に進学すると様々な能力が身に付きます。

  • グローバルに活躍できるマインドセット
  • 英語力
  • 大学院で学んだ専門性

これらの能力を持つ人材は非常に希少な存在です。

故に、転職活動でも重宝されるケースが多く比例して高年収の企業への転職も実現可能となります。

実際、帰国後に転職活動をした私自身も年収1000万円を超えるオファーを複数頂きました。

英語は継続的に学び続けるしかない

英語に関する心配については、継続的に学び続けるしかありません!笑

スコアが伸びずに不安になる気持ちは本当にわかります。

Applicationの期限は待ってくれないので不安でたまらないですよね。

私自身も悩んで悩んで悩みぬいた上で勉強をしてきたので、その方法をまとめた記事をご紹介します。

ぜひこちらを読んで、英語スコアを伸ばす参考にしてみてください。

▶TOEIC450点から海外大学院進学を実現した英語勉強方法をまとめました

年齢は気にする必要ない

3つ目の心配は年齢でしたよね。

これは、まっっっったく心配する必要はありません

そもそも年齢を心配しても、時を戻すことはできません笑

また、私の同級生にも30代後半で大学院進学していた友人もいます。

確かに、多くは20代で進学していましたが、30代40代だからといって合格しないことはありません

むしろ、Diversityを重視する大学であれば、幅広い年齢層の学生に入学してもらいたいと思っています。

人間今が一番若いんです。自分の目標を見失わずに頑張りましょう。

もしそれでも不安だったら、大学院側に直接問い合わせてみるのも良いと思いますよ。

GPAも気にする必要ないが、GRE又はGMATで挽回しよう

大学時代の成績ですが、こちらも心配する必要ありません。

しかし、Entry Requirementで明確に3.5以上を求められている大学院もあります。

だからといって出願せずに終わるのではなく、GRE又はGMATで高いスコアを取ることで自分の学力に問題がないことを証明しましょう。

その点では、GPAが高い方が有利であることは事実ですが、心配して出願を諦める必要は全くないということです。

GREやGMATは今から受験すると思うので、高いスコアを取れるように勉強しましょう。

学歴はもっと気にする必要がない

学歴は全く気にする必要はありません。

そもそも、海外の大学院の入学審査官は日本の大学のレベルについて知らない人が多いです。

考えてみて頂きたいのですが、米国や英国の大学ランキングなんて日本人は分からないですよね。

海外大学院の入学審査官も同じで、日本の学歴なんてわからないです。

東大だろうとFランだろうと関係ありません。

気にせず出願していきましょう。

職歴ではキラキラ実績より人間性がわかる話を用意する

職歴で悩む人の多くは、キラキラした実績や履歴書映えする企業名のことを気にしていると思います。

しかし、大学院の審査官は履歴書上の情報よりもあなた自身の人間性を評価しています。

もちろん、優れた実績があればそれにこしたことはありません。

しかし、それだけでは十分ではありません。

むしろ、自分の人間性がわかるストーリーを用意することの方が大切です。

この点は、就職活動や転職活動と同じですよね。

まとめ

本記事では、海外大学院進学を目指す方々の不安解消を目的にまとめてきました。

いかがでしたでしょうか?

受験準備中は不安で仕方がないと思います。

「本当に合格するのだろうか」、「お金の問題はどうしよう」など悩めば悩むほどキリがありません。

でも、最後は自分の気持ち一つです。

少なくとも私の周りに、海外大学院進学を後悔した人は一人もいません

逆に進学を諦めてしまった人の中には、あの時やっぱり行っとけばよかったなという友人はいます笑