外資系転職

海外大学院進学が就職に有利な理由4選

海外大学院に進学しても将来就職できなかったらどうしようと考えた事ありませんか?

多額のお金を払って並々ならぬ決意で進学するので、卒業後の就職先もとても気になりますよね。

同じように考えている人はとても多いですし、私自身も本当に心配していました。

本記事では、海外大学院に進学した後に転職オファーを沢山もらった私自身の実体験から、海外大学院進学が就職に有利な理由を解説していきたいと思います。

結論、高年収企業への扉が開きますし、日系外資系含め多くの機会が得られますよ。

私は一部上場企業に約10年勤め、30代で転職活動を始めました。エージェント20社以上にコンタクトをし、最終的に6社からオファーをもらいました。(外コン、Big4FAS、メガベンチャー、外資事業会社等)書類通過率は80%以上!

本記事でわかること
  • 企業はどのような人材を求めているのか
  • 海外大学院進学が就職に役立つ理由
  • どんな企業に就職のチャンスがあるのか

企業が求めている人材像とは

優秀な人が欲しいとは・・・?

よく「優秀な人材を獲得したい」と言われますよね。

この優秀な人材とはどのような人材なのでしょうか?

私なりの意見となりますが、

担当職種に関連する高い専門スキルを持ち、周囲の人間を巻き込んでビジネスを推進できる人材

であると考えています。

専門スキルに関しては、学問や実務経験を通じて身につけられるハードスキルです。

また、周囲の人間を巻き込んでビジネスを推進する能力はその人の人柄やリーダーシップに起因するソフトスキルに該当します。

それぞれより詳細に考えてみました。

ハードスキル -担当業務の専門性ー

ハードスキルは、自分が就きたい職種によって様々です。

例えば、ファイナンスの職種に興味がある人はファイナンスを学問で学んだり、前職での実務経験が大切だったりします。

他にも、マーケティング、人事、経理、営業、エンジニアなど様々ありますよね。

これらの知識を高いレベルで身につけている人は、企業から欲しがられる人材になります。

公認会計士の資格を持っている人は、引く手数多ですよね。

もし、自分が就きたい職種に求められている能力を今備えていないのであれば、何とかして身につける必要があります。

ソフトスキル -リーダーシップー

先ほど、ハードスキルについて述べてきましたが、実はハードスキルだけでは優秀な人材とは言えないと思っています。

企業は営利活動を行っているので、ビジネスを推進してお金を生み出す必要があります。

ハードスキルだけしかないと、「あいつは頭はいいんだけどな・・・」ということになりかねません。

周囲を巻き込んでビジネスを推進できるかどうかがキーポイントになります。

リーダーシップについては、様々な形があります。例えば、

  • ビジョンを熱く語って人を惹きつけるカリスマ
  • メンバーの特徴を理解して最大限活かすコーチ
  • 自身の高いパフォーマンスで背中で引っ張るスポーツ選手

などなど、上記に限らず人を動かすには、その人に合った形があります。

ハードスキルとソフトスキルの両方を鍛える場が海外大学院

海外大学院では、ハードスキルとソフトスキルの両方を鍛えることができます

つまり、企業から求められる人間になれるということです。

ハードスキルの面では、大学院という高等教育機関にてみっちり勉強して身につけます。

日本の学部時代と違って、鬼ほど大変なカリキュラムが組まれているので、必死で勉強しないとおいていかれます。

ソフトスキル面でも、課外活動やクラスワークでリーダーシップを発揮することが求められるため、嫌でも鍛えられます。

例えば、「どうやったら共通のゴールに向かうことができるか」、「どうやったらグループワークで良い成果を残せるか」を常に考える環境に置かれます。

どの程度身につくかは自分の努力次第ですが、非常にタフな環境です。

この環境で1年ないし2年を過ごすことで、ハードスキルとソフトスキルの両面で磨き上げられた人間になっていくのです。

海外大学院進学が就職に有利な理由4選

ここまでで、

  • 企業が求める人材
  • なぜ海外大学院進学が企業が求める人材にマッチするのか

について述べてきました。

ここからは、海外大学院進学が就職に有利な理由について、より具体的に深堀していきたいと思います。

①専門分野における深い知識

一番最初に挙げられるのが、専門分野における深い知識です。

大学院は高等教育機関なので、一流の教授と素晴らしい同級生が集まっています。

その環境で、自分の専門分野を磨くことで深い知識を身につけることができます。

また、自分が学びたいことを勉強しているので、興味のない勉強と比較して理解の深さも段違いです。

私の知り合いでは、

  • 営業畑から大学院でITを学び、外資テックへ転職
  • 金融未経験からファイナンスを学び、ベンチャーキャピタルに転職

など、大学院での学びを活かしてキャリアチェンジに成功した人も多数います

②海外大学院進学を実現した行動力と自己管理力

2つ目に海外大学院進学を実現した行動力と自己管理力も高く評価されます。

海外大学院進学に興味のある人は多いですが、実際に行動に移して実現までこぎつける人は一握りです。

その壁をぶちやぶって実現してきた行動力は、入社後にもし壁にぶち当たっても乗り越えてくれるのではと期待を抱かせてくれます。

その行動力が周囲の人に影響を与えることもあるため、周囲を動かす能力も高いと判断されるケースもありますよ。

③海外生活で揉まれた国際性

海外大学院に進学すると、グローバルな環境に日本人一人で立ち向かわないといけません。

その環境に慣れている人であれば、不自由はないと思います。

しかし、初めて異国で生活する人にとっては文化や言葉の違いで大変な思いをすることが沢山あります。

そんな生活の中で、同級生とコミュニケーションしたり、グループワークでリーダーシップを取ることで徐々に国際性が身についてきます。

ご存じの通り、日本は少子高齢化が進み、企業はどんどん海外に活路を見出しています。彼らのビジネスのためにはグローバル人材は欠かせません。

一方、多くの外資系企業はGDPの高い日本でのビジネス展開をしています。こちらでは、外国人の方と一緒に働くので国際的な人材が好まれます。

つまり、日系外資系問わず、今後は高い国際性を身につけた人材が企業側から求められているということです。

④外国人とビジネスが行える英語力

③と似ていますが、外国人とビジネスが行える英語力を持った人材は企業から重宝されます。

日本人の英語力は国際的にも低く、英語を使ってビジネスが出来る人材は貴重です。

先ほども述べた通り、日系企業は今後はどんどん海外に活路を見出しますし、外資系企業も日本でのビジネスを展開していきます。

英語でビジネスを行う機会が増える中で、外国人と英語でビジネスができる能力を持っている人材は足りていません

海外大学院に進学する=外国人と英語でビジネスが出来ることにはなりませんが、担当する仕事の慣習を理解し、自身の専門分野を活かせるフィールドに就職できれば、高いパフォーマンスを期待できるのではないでしょうか。

どんな企業に就職の機会があるのか

①グローバル展開をしている日系企業

先ほど述べた通り、日系企業は海外に商機を見出していきます。

そのため、多くの企業が海外展開に取り組む中、人材の確保にも力を入れています。

海外大学院を卒業した人であれば、このような企業で働く機会を得ることができます。

私の知り合いでも、海外大学院を卒業した後に下記のような企業で働いています。

楽天、ソフトバンク、ソニー、パナソニック、三井物産、日立、日産など

②外資系企業の日本法人

外資系企業の日本法人でも就職の機会が多くあります。

特に、外資系企業の場合は修士号の学歴が高く評価される傾向にあり、一部の企業では修士号以上の人しか昇進できなかったりするようです。

海外大学院を卒業した人は、下記のような企業に就職していますよ。

Google、Amazon、Microsoft、Apple、Uber、ジョンソンアンドジョンソン、イーライリリーなど

③プロフェッショナルファーム(コンサル、投資銀行等)

コンサルや投資銀行などのプロフェッショナルファームへの機会も可能性があります。

プロフェッショナルファームは厳しい環境ではありますが、海外大学院進学を実現し卒業できた人であれば、良いパフォーマンスを発揮できるのではと期待されています。

マッキンゼー、BCG、ベインアンドカンパニー、ATカーニー、モルガンスタンレーなど

④海外現地法人

また、海外に残り現地法人での就職先を探すこともできます。

私が海外大学院に進学して、少し驚いたのは多くの学生は現地就職を目指す人が多い事です。

確かに、海外大学院進学後に現地就職を目指すのは海外でキャリアを構築する上で非常に有利だと思います。

VISAの問題も国によっては取得が楽だったりもします。

(例えば、米国では、職を見つけることが出来れば大学院卒業後1年間現地で働けるビザがあります。)

もし、海外でのキャリアを目指すのであれば、海外大学院を経由することで職探しが有利になったりするので、その視点でも検討してみる価値は大いにありますね。

まとめ

本記事では、海外大学院進学がなぜ就職に有利となるのかを解説してきました。

いかがでしたでしょうか?

そもそも、海外大学院に進学するような人は努力家で自己管理能力があるのに加え、英語力や専門性、更には国際環境でのリーダーシップ経験も積めるため、企業が求めている人材にぴったり当てはまってきます。

そのため、日系・外資系問わず多くの企業への門戸が開かれており、海外現地就職も実現可能です。

道のりは長いですが、このように考えると目指す価値のあるキャリアではないでしょうか。

私自身も、海外大学院に進学して得たものは一生の宝物ですし、100%行って良かったと思っていますよ。

もし、今検討中なのであれば、ぜひ頑張って目指してくださいね。