海外大学院留学を検討しているけど、本当に役立つのか迷ったりしませんか?
日本人で海外大学院に進学する人の絶対数が少ないので、不安になりますよね。
そこで本記事では、実際に海外大学院進学を実現した私が感じたメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
私自身も受験期間から卒業まで良いことも悪いことも色々経験してきました。
結論、おススメできる人にとっては本当に貴重な経験になる一方で、合わない人には絶対に避けた方が良いとも思えるエッジの効く挑戦になります。
自分の人生のとって本当に役立つのか考えるためにも、本記事をぜひ参考にしてみてくださいね。
私はTOEIC450点から無謀にも海外大学院進学を決意し英語勉強を始め、数多の英語テキストを活用し英会話教室にも参加してきました。最終的にIELTS7.0を達成し、海外大学院に合格しました。また、面接の成績が良く学費大幅免除で留学を果たしました!
- 海外大学院進学をおススメする理由
- 海外大学院に進むメリットとデメリット
海外大学院進学のメリット
専門性を高めることができる
真っ先に挙げられるメリットは、専門性を身につけることが出来ることです。
これは言わずともご理解頂けると思います。
勿論日本の大学院で学んでも専門性を身につけることは可能ですが、海外大学院では世界中から同じ学問を学ぶために学生が集まっています。
教授も世界中から集められていますし、指導熱も高いです。
また、与えられる課題の量も膨大なため、必然的に勉強にも力が入ります。
学校によっては、落第や退学の可能性もあるため学生も真剣です。
そのような環境で切磋琢磨して勉強することで、自然と専門性を高めることができますよ。
就職活動が非常に有利
就職活動が有利に進むのもメリットの1つです。
学歴ロンダリングかもしれませんが、海外大学院の学位を持って転職活動をした身としてはこんなにも転職って楽なんだと思えました。
というのも、私自身海外大学院進学する前に一度転職活動をしたことがあるんですよね。
その時はキャリア上の実績が乏しかったこともあるんですが、気になる企業の選考を通過することができませんでした。
でも、海外大学院卒業のタイミングでの就職活動では書類選考での落選は滅多にないですし、面接も上手くいくことが多かったです。
人生の視野が広がる
1人の人間として広い視野を持てるようになるのも大きなメリットです。
日本で生活していると、凝り固まった価値観に支配されそうになります。
例えば、「良い大学に行って良い会社に就職して・・・」のような話です。
でも、海外で生活してみると様々な考え方を持った人がいて、彼らと話すことで沢山の刺激をうけます。
- 母国が政情不安で異国で就職したい人
- Live my own lifeと言って自分の信念の通りにキャリア構築する人
- 経済的に発展している先進国での就職を目指す人
- 実家が大金持ちで信じられないくらい裕福な生活をしている人
- 自分が世界を変えるんだと意気込み起業を目指す人
などなど、様々な人と入り混じりながら私も生活してきました。
人によって価値観が異なるので、自分にあった考えを持つ必要がありますが、様々な視点で物事を見ることが出来るので、間違いなく視野が広がります。
そして、私自身自分の人生にとっての幸せを本気で考えるようになりましたよ。
海外大学院進学のデメリット
金銭的負担が大きい
金銭的な負担はご想像の通り非常に大きいです。
為替レートにも左右されますが、1000万から2000万円程度の支出になります。
また、その期間収入がない私費留学生にとってはより厳しくなります。
更に言うと、多くの大学院は学費を上げていく傾向です。
私の進学した大学院でも、数年前と比較して10%程度は値上げされています。
日本人の私費留学生にとって金銭面の負担は死活問題ですが、大学からの奨学金や日本の各銀行からの借入を通じて何とかなります笑
例えば、日本政策金融公庫の教育ローンなどは金利も低く、多くの私費留学生が活用してきた実績があります。
入学試験に合格するまでの道のりが過酷
既に勉強を始めている人であれば実感されているかもしれません。
入学試験までの道のりが非常に長く、英語の勉強は過酷な道のりです。
私自身も、毎日深夜まで勉強を続ける日もありました。
家族や友人との時間など、プライベートを犠牲にすることもあるでしょう。
そこまでして挑戦したいことなのかは人によって判断が分かれるところかもしれません。
(人によっては)コスパが悪くなる場合もある
上記2つのデメリットと関連しますが、そこまでして挑戦してみたもののコスパが合わない場合もあります。
1000万円から2000万円の支出をしプライベートを犠牲にしてきたものの、卒業後に就職先が見つからなかった。
又は、就職しても給料が上がらなかったケースも沢山あります。
特に、既に年収の高い会社に勤めている人などは、海外大学院から帰ってきてすぐにそれ以上の年収になるケースは聞いたことがありません。
※勿論、帰国後に実績を積み飛躍していく人は多くいます。
そのため、せっかく海外大学院に進学したのに、「年収全然変わらないなー」と思っている人は結構います。
海外大学院に何を求めるかにもよりますが、卒業後の年収だけを目標にするのであれば、コスパが合わないと感じる人も多いかもしれません。
本当に海外大学院進学が自分に合っているのか考える
キラキラした世界だけではない
よく受ける質問の中に、「海外大学院って飲み会や旅行で楽しそうですよね」というものがあります。
確かに、日本と違った環境で生活することになるので楽しいシーンも経験しました。
しかし、海外大学院に進学するということはキラキラした世界ばかりではありません。
最近はSNSの普及により多くの人が留学先のキラキラ写真を投稿していますが、そんな世界は正直言って少ないです。
勉強量も多いですし、授業についていけないと落第の可能性もあるため精神的にも大変な時期もあります。
ただ、それを乗り越えた先にある飲み会や旅行は格別の楽しさではありますが笑
もし、キラキラした世界に憧れての海外大学院進学であれば、本当に自分の大切なお金と時間を費やしてまで行く必要があるのか考えてみてもいいかなと思います。
学位では年収に差はつかない(実績と経験が大切)
また、海外大学院を卒業したからといって年収が劇的に増えることはないです。
ただ、年収が高い業界に就職できるチャンスを増やすことは可能です。
例えば、コンサルティングや投資銀行、外資系企業などですね。
もし、年収アップを目的に海外大学院進学を検討するのであれば、ネクストキャリアは上記の業界で問題ないのか考えてみても良いかもしれません。
他の業界(例えば製造業など)で働くことを希望するのであれば、おそらく前職と比較して年収に大きな変化はないはずです。
盲目的に、海外大学院を卒業したら年収が増えると考えているのであれば、それは少し違うので気を付けて頂ければと思います。
まとめ
本記事では海外大学院進学のメリットとデメリットを解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
私自身上述したメリットとデメリットを感じてきたのですが、海外大学院進学は金銭的にも精神的にも相当の覚悟を必要とするため、万人におススメできるものではないと思っています。
しかし、自分の目指したいことと合致するのであれば想像もできないくらい充実した日々(勉強や異国での刺激的な生活)を送ることになるので、人生の中でもかけがえのない期間になります。
色々とネガティブなことも記載してきましたが、個人的にはもっと多くの人に進学してほしいなと思っています。
というのも、このサイトを運営しているのだって、多くの日本人に自分らしい人生を歩んでほしい、その手段の1つとして海外大学院進学について解説しているからですね。
ぜひ多くの人に経験してもらって、自分らしい人生を歩む人が1人でも増えてくれたらと思います。