英語の勉強法が世の中にありふれていて、何が効果的で何が無駄なのか判断できなかった経験はありませんか?
私はTOEIC450点から海外大学進学まで英語力を伸ばしてきたので、それはそれは無数の勉強法や書籍に取り組んできました。
ネットやテレビで話題になった勉強法(聞くだけで英語ができるとか・・・etc)にはすぐに飛びつきましたし、友人からお役立ち情報を聞けば真っ先に取り組みました。
そんな私が実際に取り組んできた勉強法の中で、これは無駄だったというものを理由付きでまとめました。
人によっては合う合わないがあるため、あくまで私にとって無駄だった可能性もあるので、参考にして頂き皆様の効率的な勉強に役立てて頂ければと思います。
私はTOEIC450点から無謀にも海外大学院進学を決意し英語勉強を始め、数多の英語テキストを活用し英会話教室にも参加してきました。最終的にIELTS7.0を達成し、海外大学院に合格しました。また、面接の成績が良く学費大幅免除で留学を果たしました!
- 私が無駄に感じた勉強方法
- 無駄に感じた理由
無駄だった英語勉強法 -リーディング編ー
自分のレベルに合わない書籍で多読
無駄だった勉強法の1つ目は、レベルに合わない書籍を使って多読することです。
多読は英語力上達に寄与するとネットで沢山記載があったため、私も例に漏れずチャレンジしました。
しかし、最初のうちは要領もわかっておらず、とりあえず購入したテキストを使っていました。
また、少し見栄っ張りなところもあり、自分のレベルより少し高めの書籍を購入したりしていたんですね。
そうすると、読み進めていても理解できない単語も多数あり、文章も頭に入ってこない状況に陥ってしまいました。
勿論、ゆっくり単語を調べながら、また返り読みしながらだと理解できます。
しかし、多読の目的はスピード感を持って読み進めることなので、私の選択したテキストではレベルが高すぎました。
「多読は有効」とその言葉だけを信じて、数か月続けていましたが一向に上達する気配が感じられませんでした。
そのため、レベルを少し下げた教材を使用することで、本来目的としていた多読の効果を実感できるようになりました。
多読を行う際は、教材のレベルにも注意をするといいと思います。
参考に、私が多読学習で気を付けていたことをまとめたこちらの記事もご覧いただけますと幸いです。
例文なしの単語帳で単語暗記
続いて、無駄だった英語勉強法は例文なしの単語帳を使って暗記することです。
これは正確に言うと、完全に無駄だったわけではなく効率が非常に悪かったと感じています。
高校生時代は、英単語のテストのため単語帳を貪るように眺めていたのですが、その勉強法を海外大学院レベルの単語量に適応するのは無理がありました。
人間は暗記する際に意味付けを行うことで、記憶への定着率が上がることが分かっています。
それを知って以来、単語と意味という暗記の仕方はやめました。例えば、Apple=りんごのような暗記の仕方のことです。
可能な限りその単語が使用されるシーンを例文で確認し、実際に自分がその単語を使うところをイメージすることを意識していました。
また、時間が許すのであれば類義語や対義語など関連語句も合わせて覚えるようにしています。
例えば、頻度を表す英単語は複数あり、generally、usually、normally、frequently、often、sometimes、seldom、hardlyなどですね。
これらを一つずつ別々の単語として暗記していると効率が悪いですよね。また、実際にどの単語の方が強い意味を持つのか比較できないので、実際に正しく使い分けることも難しいです。
このように、関連語句を合わせて覚えたり、例文を使って使い分けを覚えることで記憶に定着しやすくしていました。
その結果、単語力が飛躍的に上昇していきました。
こちらの記事でも詳しく説明しているので、ぜひご参考ください。
無駄だった英語勉強法 -リスニング編ー
聞くだけリスニング
リスニング編の最初の項目は、聞くだけリスニングです。
聞くだけで英語が上達するなんて魔法のようだと思い、あらゆるリスニング教材をひたすら聞き流している時期がありました。
それこそ、暇な時間は常に英語のシャワーを浴びている状態です。
でも、同時にスマホを触っていたり、家事をしたりしていたので、耳に英語のシャワーは浴びているけれども頭には入っていないという状況でした。
この取り組みも数か月くらい継続した後に、「あれ、全然上達してないぞ」と気づきました。
よく考えてみたら、日本語の歌でさえ聞き流しているだけだと意味さえ理解できないのに、英語になったからといって聞き流すだけで上達するわけはないですよね。
それ以来、甘い考えは捨てて英語を聞くときは一文ずつ意味を理解できるよう食いつくように集中して聞くことを意識しました。
発音を学ぶ前のリスニング
リスニング編の2つ目は、発音を学ぶ前にリスニング勉強を進めることです。
これも、完全に無駄だったわけではなく効率が非常に悪かったです。
よく言われることですが、人間は理解できていない音は認識することができません。
ご存じのように、英語の発音は日本語の発音数よりはるかに多いですし、日本語に存在しない音も沢山あります。
例えば、日本語で「ア (a)」と表現される言葉でも、英語の「Apple」と「Up」では発音が全然違います。
それぞれ「アップル」「アップ」とカタカナで表すと同じ「ア」ですが、実際は異なる発音です。
それを理解せずに、両方とも「ア」と認識していたらいつまでたってもリスニング力が上達しません。
自分がネイティブのような発音ができるレベルまで発音を学ぶ必要はないと思いますが、英語の発音と日本語の発音が別物であるということの理解すること。
また、発音記号の発音の仕方やその音、代表的な単語は理解した上でリスニングを進めていくと、自然と聞き取りやすくなっていると思います。
私のリスニング勉強のブレークスルーは発音を学んだ後にきました。
無駄だった英語勉強法 -スピーキング編ー
高額すぎる英会話スクールへの通学
スピーキング編の無駄だった勉強法は、高額すぎる英会話スクールへの通学です。
予めお伝えしておきたいのですが、英会話スクールに通うこと自体は非常に素晴らしいことです。
高い授業料を払うスクールに関しては授業の質もけた違いに良かったのも事実です。
しかし、どのスクールに通うかは英語学習の目的によると思います。
私の場合、継続的に毎日話していくことで英語力の基礎を底上げしていきたかったので、安いオンライン英会話で毎日話すことを重視していました。
しかし、自分が大切にすべきポイントに気付かないまま、「高いスクールに行ったら、自分も英語力は上達するだろう」と安易に考えてしまった時期があり、その時に通ったスクールは学んだことは翌週には忘れてしまうという悲惨な結果になってしまいました。
高額な授業料がもったいなかったです・・・。
改めてお伝えしますが、高額なスクールに通うこと自体が無駄なのではないです。
各スクールの特徴を理解して、自分の目的に合った学校を選びましょう。
無駄だった英語勉強法 -ライティング編ー
毎日話題が変わらない英語日記
最後はライティング編です。
この項目で無駄だった勉強法は、毎日話題が変わらない英語日記を書いていくことです。
ライティング力向上目的で英語日記をつけていたのですが、私は毎日変わらない寂しい日常を過ごしていたので正直書くことが毎日同じになっていました。
そうなると日記ネタを考えることに時間を使ってしまうので、英語力よりアイデア出しの方が所要時間多いみたいな状況に陥ってしまいます。
毎日が特別な日常であれば、書くことも多くなるのですが私は平凡なサラリーマン生活を送ってしまっていたので、難しかったです。
勿論、書くこと自体は素晴らしい事なので継続することは大切ですが、私にとっては毎回同じことを書いていても上達が見込めそうになかったのでやめてしまいました。
まとめ
今回は、英語の勉強で無駄だったことについて私の実体験から紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
私自身、英語が全く出来ない状態からのスタートだったので本当に沢山の勉強法にトライしてきました。
人によって合う合わないがあると思うので、世間で良いと思われている勉強法を盲目的に信じるのではなく、自分に合った勉強法を見つけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。