英語力上達法

英語多読ってどのくらい読めば効果がでるの?私の実体験からお答えします

Aさん

英語多読って量が膨大過ぎて気が遠くなるよ。どのくらい読めば効果が出るの?

しげライフ

年間で100万語が目安と言われているようですが、実際に私の実体験からお答えしますね。

英語多読は効果があるということは知っていても、どのくらい読めばいいのかわからなくて困っていたりしませんか?

明確な目安がないと不安になってしまいますよね。

そこで、今回は私が実際に英語多読をしていた時にどのくらい読んでいたのか、又それで効果があったのかをお答えしていきたいと思います。

私はTOEIC450点から無謀にも海外大学院進学を決意し英語勉強を始め、数多の英語テキストを活用し英会話教室にも参加してきました。最終的にIELTS7.0を達成し、海外大学院に合格しました。また、面接の成績が良く学費大幅免除で留学を果たしました!

本記事でわかること
  • どのくらい英語多読をすればよいのか私の経験から答えます
  • 実際に多読は効果があるのか
  • おすすめの多読教材

結論、海外大学院に留学するレベルを目指すのであれば、1日に5000語から10000語(A4の書籍で10ページから20ページ)を目安に取り組むと劇的に英語力が伸びていきますよ。

英語多読ってどのくらい読めばいいのか?

目標到達地点をどこにするかで変わってきます

多読をどのくらいすれば良いのかは、勿論目標の英語力によって変わってきます。

2010年に豊田高専の学生を対象に行われた5年間に渡る多読に関する研究では、下記のことがわかっています。

年間の多読量が
10万語:英語に慣れてくるレベル
30万語:TOEICのスコアが変化し始めるレベル
100万語:TOEICのスコアの大幅な上昇が見込める
300万語:海外留学した学生(約10か月)と同等程度の語学力が見込める

上記の研究結果がわかっているので、自分の到達したい目標地点に合わせて語数を考えてみるといいかもしれません。

私自身がどれくらい多読して効果を実感したか

続いて、私の実体験からどのくらいの語数で英語力の上達を実感し始めたのか説明していきます。

前提としまして、私は海外大学院の合格レベルを目標にしていたので、先ほどの研究対象とされてきた学生より高いレベルの英語力を目指していました。

結論から言うと、1日10000語で年間にすると約365万語です。

目安として1日に20ページ程度、本を読んでいました。また、多読以外の学習でも英語に触れる環境を作っていましたよ。

少し話は脱線しますが、日常に英語環境を取り入れるスパルタ式な勉強方法をご希望の方は下記も参考にしてみてください。

日常生活で英語を勉強!NHKニュースやスマホの言語設定で簡単に英語環境を作る 海外留学しないと英語力は伸びないだろうなー。日本にいながら英語力を伸ばすなんて無理だよ。なんて思っている人はいらっしゃいませんか? ...

効果を感じ始めた時期

続いて、大体いつ頃から効果を感じ始めたのかを振り返りたいと思います。

人により差はあると思いますが、私は大体1か月~2か月毎に自分の成長を実感できていました。

というのも、多読用に洋書を購入して読んでおり、読了するタイミングで次のステップに進んでいました。

そのため、1冊を終えると次のレベルの書籍を購入するようにしていたので、着実にステップアップできていた形ですね。

勿論、私のスタート地点がTOEIC450点で海外大学院留学を目指す人と比較すると非常に低いレベルだったので、特に最初の方は効果を感じやすかったです。

多読って実際に効果あるの?

効果あります!英語を英語として認識する力が身に付く

多読を行ってみて、私自身が最も役立ったと感じる能力は英語脳を作ることが出来たことだと思っています。

英語脳=英語を英語として認識する能力として定義させていただきます。

TOEIC450点時点の私の能力は、毎回文章を二度読みしておりどうしても頭の中で日本語で翻訳してしまっていました。

しかし、多読を行うことで強制的に英語を英語として認識せざるを得ないので、最初の内は辛かったですが、徐々に慣れてきたころには自然と英語脳の使い方になっていました。

効果あります!リーディングのスピードが上がる

少し話が逸れますが、もし海外大学院への進学を目指しているのであれば合格だけでなく、その先の授業についていけるかも考えてみるといいと思います。

私自身、日本にいる間に必死で英語の勉強をしてやっとのことで合格スコアまで到達したのですが、あくまでそのレベルは最低限のレベルです。

実際に海外大学院に進学すると、毎日膨大な量のリーディング課題が課されます。

私が大学院で勉強している際は、他の学生の2倍から3倍の時間をかけて課題をこなしていました。

この差は、主にリーディングスピードに起因しています。

特にテストを受けている時、膨大な量のリーディングとライティングを制限時間内にこなさないといけないため、非常に大変です。

もし、日本にいる間に多読を経験していなかったらおそらく授業についていけなかったと思います。

その点、多読を通じてリーディングスピードを伸ばせたことは非常に役立ちました

おすすめの多読教材

最後に、私が実際に使用してきたおススメの多読教材をご紹介します。

中級者向け

VOA Learning English

最初にご紹介するのは「VOA Learning English」です。

無料で記事を読むことができますよ。

こちらのサイトの特徴は、

  • 比較的平易な文章
  • 世界の記事が読める
  • 記事のテーマが豊富なので飽きない
  • 音声付き

何と言っても、音声付きなのが非常に有難いですね。シャドーイングの勉強にもなります。

ただ音声のスピードが想像以上に遅いです笑

BBC

次にご紹介するのは、言わずと知れたイギリスの公共放送期間「BBC」です。

こちらも勿論無料です。

毎日様々なニュースが更新されるので、飽きることなく多読を進めることができます。

こちらの特徴は、

  • ネイティブ向けのため、ややレベルが高め
  • スポーツや旅行等様々な分野の記事が読める
  • 圧倒的な情報量

世界中の多くの人から読まれているBBCを活用しない手はありませんね。

上級者向け

National Geographic

上級者の方には「National Geographic」をおススメします。

同じく無料で記事の閲覧が可能です。

こちらのサイトは、主に自然科学の分野が中心になっています。

特徴としましては、

  • 単語のレベルが高い(特に自然科学系)
  • 比較的長い記事が多い

となっております。結構難しい単語も多いので、読むのに苦労するかもしれませんが記事自体は面白いものが非常に多いのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

全レベル共通

Oxford Graded Readers

全レベル共通の教材としては、「Oxford Graded Readers」をおススメします。

こちらの特徴は、

  • 何と言ってもOxfordが作成している英語教材
  • 丁寧にレベル分けされたテキスト
  • 260以上のストーリー

自分の英語レベルが分からずに悩んでいるくらいであれば、Oxfordがレベル分けしてくれたテキストを活用して多読を始めてみると良いですよ。

Pearson English Readers

こちらも全レベル共通の教材としてご紹介します。「Pearson English Readers

基本的にはOxford Graded Readersと同じく、英語学習者のレベルに合わせたストーリーラインナップになっているため、多読を始めやすいです。

また、レベルテストも用意されているため、もし自分のレベルが分からない場合は英語力の確認をした上で読み始めるといいですね。

まとめ

今回は英語多読をどのくらい行ったら効果があるのかを私の実体験から説明してきました。

結論、海外大学院に進学するレベルを求めるのであれば毎日10000語が目安になってきます。

10000語と聞くと、膨大な量に聞こえますが将来海外大学院に進学するのであれば、毎日それ以上課題として与えられるので、そのトレーニングとも思って頑張ってみてください。

また、下記記事では私がTOEIC450点から海外大学院の合格を獲得した際に色々と試行錯誤して取り組んだ英語学習法をまとめています。

ぜひこちらも参考にしてみてください。

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