シャドーイングって難しいですよね。私は全くできませんでした。
英語力向上に効果があると言われているものの、話者のスピードについていけなかったり・・・。
でも、シャドーイングを正しく行えば、英語力向上に非常に有効なのは事実です。私が実体験しました!
また、シャドーイングと言っても効果のある学習方法やそれを否定する記事もたくさんあって、何が良いのか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は純ジャパの私が実際に海外大学院合格を実現した際に、最も役立った勉強方法の1つであるシャドーイングについて説明していきたいと思います。
私はTOEIC450点から無謀にも海外大学院進学を決意し英語勉強を始め、数多の英語テキストを活用し英会話教室にも参加してきました。最終的にIELTS7.0を達成し、海外大学院に合格しました。また、面接の成績が良く学費大幅免除で留学を果たしました!
- シャドーイングとは?
- 英語学習においてシャドーイングが有効な理由
- シャドーイングの実践
結論、シャドーイングは自分の口と耳で英語のトレーニングを行うことで、実践的な英語力が身につく最高の勉強法なので諦めずにぜひ試してみてほしいです。
そもそもシャドーイングとは?
英語を聞きながら真似して発音する
シャドーイングは通訳訓練の方法の1つです。
シャドーイングを英語で表すと、「Shadowing」となり、「Shadow(影)」の現在進行形です。
単語の意味が示す通り、英語を聞きながら影のように後ろから追いかけて発音するトレーニングのことですね。
シャドーイングの効果
私が実体験しましたが、シャドーイングには下記3点の効果があります。
- リスニング力の強化
- スピーキング力の強化
- 発音やアクセントの強化
リスニング力の強化
最も成果として表れやすい効果はリスニング力の向上です。
シャドーイングを行うためには、集中して一言一句漏らさず英語を理解する必要があるため必然的にリスニング強化に繋がります。
また、シャドーイングが出来なかった単語については、聞き取れなかった単語ということになるので、明確にどの単語を聞き取れなかったかがわかるため、リスニング力の現在地も知ることができます。
最初のうちは、英語の文章の意味を理解しないままシャドーイングのみに集中して良いと思いますが、慣れてきたら文章の意味も理解しながら取り組めると尚効果が出てきますよ。
スピーキング力の強化
こちらもイメージしやすいと思いますが、シャドーイングはスピーキング力の向上にも直結します。
耳でお手本の文章を聞いた直後に、自分の口で真似することになるので自分で言えてる言えていないが明確にわかります。
スポーツをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
新しい技術を学ぶ際は、まず目の前でコーチがお手本を示してくれますよね。
直後にコーチの真似をして取り組むことでその技術が身についていきます。
シャドーイングの中でもスピーキング力の向上に関しては、このようにスポーツの練習と似た成果が得られます。
発音やアクセントの強化
3つ目の効果は、発音やアクセントの強化です。
スピーキング力と重なる部分もあると思いますが、発音やアクセントが自然と矯正されていくのもシャドーイングの効果です。
アウトプット型の能力に関しては、頭の中で考えているだけでは能力の向上は見込めません。
何度も自分で繰り返し練習することで、体得していくことになります。スポーツと同じですね。
発音やアクセントに関しては、日本人が特に苦手としている分野になるので大げさなくらいで丁度いいと思います。
お手本の発音やアクセントを聞き、実際にそれらを真似することで徐々に改善されていきますよ。
試行錯誤して編み出したシャドーイング方法
ここからはシャドーイングで私が意識してきたポイントをお伝えしていきます。
ネットに溢れている色々な方法を試してきましたが、最終的に私は以下の4ポイントだけを意識してきました。
この4点を心掛けることで、何となくシャドーイングするよりも絶対効果が表れますよ。
一文ずつ行う
最初のポイントは一文ずつシャドーイングをするということです。
リスニング教材は流れるように文章を読んでいくので、意図的に一文ずつストップしてシャドーイングをしていました。
この理由は、一文集中で完璧にシャドーイングができてから次の文章に移行したかったからです。
以前は、何となくシャドーイングをしていた時期があったのですが、正直成果が見えづらかったです。
それ以降一文ずつ完璧にできてから次の文章という方法に切り替えてからは、難しい文章の場合は何度もやり直すこともあったので、繰り返すうちに自分の成果を実感できるようになりました。
少し面倒ですし、時間がかかる方法でもあるのですが、ただ盲目的に教材を流してシャドーイングするよりも良いと思います。
必ずスクリプトを読んで答え合わせをする
続いてのポイントは、毎回答え合わせをするということです。
誤ってシャドーイングをしてしまうと、誤った音を覚えてしまいます。
そうすると、自分の誤りに気付かないまま学習を進めてしまうことになります。最も避けたいケースですよね。
特に最初の内は、微妙な音の違いを聞き分けることが難しいと思います。例えば「Walk」と「Work」は英語学習者であれば誰もが知っている簡単な単語ですが、発音が似ているため正しく聞き分けるのは難しいです。
日本人からすると、その音の違いは些細なものに感じるかもしれません。
しかし留学した際に実感しましたが、外国人ははっきりとその音の違いを認識しています。
シャドーイングを行うからには、完璧に音を聞き分け、全ての単語を聞き取り、それを自分の口で言えるように取り組んでいきましょう。
そのためには、スクリプトを毎回見て答え合わせをすることが大切です。
何も聞かずに一人で読んでみる
次のステップは、何も聞かずに自分で発音してみるということです。
シャドーイングの場合、直前にお手本を聞いているためその残像が脳に残っているため比較的上手に発音できてしまいます。
しかし、少し時間をおいて同じ文章を自分で発音してみると、あまりのお手本との違いに愕然とするかもしれません。
私の場合は、スマホに録音して自分の発音を聞いていました。そして自分の実力に愕然としながら何度も矯正していきました。
自分の実力を突き付けられるのは怖いかもしれませんが、たまにお手本なしで文章を読んでみることをおすすめします。
Siriに話しかける
最後のポイントはSiriを活用するということです。
Siriの音声認識は非常に優れているので、自分が英語で話しかけるとその単語をスマホが認識してくれます。
もし自分の発音が正しければ意図した文章がSiriに伝わりますが、間違っていると正しく理解(文字認識)してくれません。
しかも、Siriはあまり文脈を考慮せずにシンプルに発音だけで文字認識されていると思いますので、自分の実力がはっきりとわかります。
例えば、先ほど「Walk」と「Work」の聞き取りが難しいと話しましたが、私はこの2つの単語をSiriに正しく認識してもらうのに物凄く時間がかかりました。
(Workと言っているつもりが、SiriはWalkと認識する・・・・。)
他のサイトでは紹介されていない勉強法だと思うので、ぜひトライしてみて自分にあっていると思った場合は取り入れてみてくださいね。
まとめ
シャドーイングの効果と実践的なやり方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身が実際に色々なやり方を体験して、英語力上達のために無駄をそぎ落とした4ポイントをお伝えさせて頂きました。
シャドーイングは何も考えずにただ繰り返しているだけだと一向に効果が上がらないので、今回ご紹介したことを意識しながらチャレンジして頂けると幸いです。
また、下記の記事では私がTOEIC450点から海外大学院合格するまで試行錯誤をして編み出した勉強方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。