英単語の暗記は苦痛だ・・・。つまらないし、何回見直しても忘れてしまうこともあるし、どうやったら覚えられるんだろう
単純に暗記を繰り返していると辛くなりますよね。効率的で楽しいやり方を考えてきたので、参考にしてみてください。
英単語を暗記する時、単語帳とにらめっこしながら頑張っても翌日にはすぐに忘れてしまうなんて経験ありませんか?
私も物覚えは良くない方なので、英単語の暗記は非常に厄介なプロセスでした。
全然面白くないですしね。
でも、科学的な裏付けを調べて暗記方法を確立した後は、信じられないくらい単語を覚えられるようになって、英語力も向上していきましたよ。
本記事では、私が英単語を効率的に暗記した方法を公開させて頂きます。
私はTOEIC450点から無謀にも海外大学院進学を決意し英語勉強を始め、数多の英語テキストを活用し英会話教室にも参加してきました。最終的にIELTS7.0を達成し、海外大学院に合格しました。また、面接の成績が良く学費大幅免除で留学を果たしました!
- 暗記のプロセスにおいて科学的に重要なポイント
- 効率的な英単語暗記方法
結論、英単語を暗記するには朝と就寝前の1日2回、例文とセットで暗記することが効率的です。
つまらない暗記とおさらば!科学的な視点から暗記学習
エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線という言葉をご存じでしょうか?
Wikipediaではこちらのように説明されています。
簡単に実験内容について説明させていただきますね。
アルファベットで「子音、母音、子音」から成り立つ無意味な単語の羅列を記憶し、その記憶のどの程度定着しているのか、又次に同じ単語を暗記するのにどのくらいの時間を節約できるのかを調べたものです。
日本語で表すと、「い、だ、さ」や「ひ、あ、む」など無意味な言葉の羅列ですね。
この単語の羅列を暗記した結果、次のようなことがわかりました。
20分後の節約率が58%
1時間後の節約率が44%
9時間後の節約率が35%
1日後の節約率が34%
2日後の節約率が27%
6日後の節約率が25%
1か月後の節約率が21%
この実験結果からわかることは2点あります。
1つ目は、可能な限り早く復習を行って記憶を定着させるための時間を節約するということ。2つ目は、無意味な記憶方法ではなく、暗記に意味を持たせながら行うということです。
後程、具体的な方法について詳しく説明していきます。
睡眠と記憶の関係性
睡眠前に暗記を行うと記憶が定着しやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
これも科学的に既に実証されており、人間は日中で起こった出来事について睡眠中に記憶を定着させます。
つまり、覚えたことが定着するのは睡眠中なのです。
また、勉強と就寝の間に複雑な出来事が発生すると、脳の中で記憶がごちゃまぜになり記憶の定着に悪影響を与えてしまいます。
そのため、勉強と就寝の間には時間を空けない方が良いと思われます。
私も仕事が忙しい時は、睡眠時間を削って深夜まで勉強時間に当てている時期がありましたが、中々暗記したことが定着せず非常に苦労しておりました。
一方、睡眠時間をしっかり取り就寝前に十分な勉強時間も確保できた時期は、テストスコアも非常に伸びてきたタイミングでもありました。
この関係性から、暗記型の勉強は睡眠時間をしっかり確保することと就寝直前に暗記を行うことを意識しておりました。
つまらない暗記を効率的に行う方法
朝と夜の1日2回同じ単語を暗記する
上記2つの科学的な根拠を元に導き出した効率的な暗記の勉強時間帯は、朝と夜の1日2回を1セットとして勉強していくということです。
エビングハウスの忘却曲線が示す通り、1日後の節約率は34%に下がってしまいますが翌日以降になると更に記憶の定着に時間がかかってしまいます。
そのため、極力1日2回は暗記時間を確保したいところです。
日中は仕事で忙しい方も多いと思うので勉強に当てられる時間も限られていますが、朝と夜の時間帯は比較的自分の時間が取れるのではないでしょうか?
また、睡眠前の暗記学習が記憶定着に効果的であることは先ほど述べた通りです。
日中に1度暗記をし、その日の夜に再度暗記をしたまま睡眠に入るというのが暗記学習のゴールデンサイクルだと私は考えています。
音、スペル、単語の意味、例文の4点を関連させて覚える
続いて、暗記学習に意味を持たせるということについて説明していきます。
エビングハウスの実験では無意味な単語を暗記することを行っていましたが、人間は暗記に意味付けをすることによって記憶の定着率が上がることがわかっています。
そのため、可能な限り暗記対象となる単語の周辺知識も同時に覚えていくのが効率的です。
多くの人が、スペルと単語の意味の2点だけを英単語帳で確認しているのではないでしょうか?
これでは、それぞれの関連性が弱すぎるため効率的な暗記にはなりません。
単語を暗記する際は、発音(自分の脳内で発声する)、スペル(脳内で手書きするイメージ)、意味、例文の4つをセットで暗記してください。
もし可能なのであれば、自分で声に出しながら、又ノートに書きながら暗記を進めていくとより効率的に暗記が出来ると思います。
また、単語の類義語や対義語等の周辺語彙も合わせて暗記することができると、意味付けという観点から更に効率的な学習になります。
余裕のない方は、少なくとも上記の4点セットで暗記勉強を進めるようにしてください。
まとめ
本記事では、英単語の暗記のコツ、効率的な学習方法を説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
私自身、悪戦苦闘してきた過去があるため科学的な勉強方法はかなり調べてきました。
その結果、最適な暗記方法を導き出しています。
ぜひ、この勉強方法で辛い暗記勉強におさらばして、効率的に勉強を進めてみてくださいね。
また、下記の記事では私が純ジャパTOEIC450点から海外大学院合格までに試行錯誤して編み出した勉強方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。